入札情報は以下の通りです。

件名イリジウム送信機搭載自動昇降型深海用フロートの購入
種別物品
公示日または更新日2021 年 6 月 25 日
組織国立研究開発法人海洋研究開発機構
取得日2021 年 6 月 25 日

公告内容

入 札 公 告一般競争入札について、次のとおり公告する。令和3年6月25日国立研究開発法人海洋研究開発機構分任契約担当役 経理部長 中村 賢司(公印省略)1.競争に付する事項(1)件 名 イリジウム送信機搭載自動昇降型深海用フロートの購入(2)納入期限 令和4年3月18日(金)2.契約方式最低価格落札方式(技術審査有)3.競争参加資格全省庁統一資格 :「物品の販売」4.必要書類等の提出場所等(1)必要書類等の提出場所、契約条項を示す場所及び問合せ先〒237-0061 神奈川県横須賀市夏島町2番地15国立研究開発法人海洋研究開発機構 経理部調達課 福井 ゆみ電話 046-867-9185E-mail keiyaku-info@jamstec.go.jp(2)入札説明書の交付方法及び交付期間機構ホームページに掲載の「入札説明書交付申請方法」により電子メールにて交付する。令和3年6月25日(金)10:00~令和3年7月5日(月)17:00まで(3)仕様説明会なし(4)必要書類の提出期限令和3年7月16日(金)13:00(5)入札及び開札の日時及び場所令和3年8月19日(木)15:30国立研究開発法人海洋研究開発機構 横須賀本部 本館1階 入札室5.入札者に求められる義務入札に参加しようとする者は、4.(2)の入札説明書の交付を受けなければならない。6.入札保証金及び契約保証金免除する。7.その他(1)詳細については、「入札説明書」による。また、入札に当たっては、上記に記載のほか、機構ホームページ(http://www.jamstec.go.jp/j/about/procurement/index.html)で公表している「入札参加者心得」を熟読し承知した上で入札に参加すること。(2)本公告に関する仕様書を、機構ホームページ(http://www.jamstec.go.jp/bid/)で公表している。2100374600X11仕 様 書1. 件名イリジウム送信機搭載自動昇降型深海用フロートの購入2. 目的本案件は、国立研究開発法人海洋研究開発機構 地球環境部門 海洋観測研究センター 全球海洋環境研究グループ(以下機構)において、太平洋域に投入して観測を行う溶存酸素センサーを搭載したイリジウム送信型自動昇降型深海用フロート(以下フロート)の購入を目的とする。3. 数量イリジウム送信機搭載自動昇降型深海用フロート 1台4. 納入場所国立研究開発法人海洋研究開発機構 横須賀本部 潜水シミュレーター棟1F神奈川県横須賀市夏島町2-155. 納入期限令和4年3月18日(金)6. 仕様(1) ハードウエア関連1) フロートの構成品全ての耐圧が 6000dbar 以上あり、海面から指定の耐圧深度までの観測が出来ること。2) 浮上の際に、指定の耐圧深度から海面までの水温・塩分・圧力・溶存酸素を計測できること。3) 水温、塩分、圧力センサーの精度は、それぞれ±0.001℃、±0.002psu、±3dbar、溶存酸素センサーの精度は、測定範囲は飽和度0~120%以上、解像度1μmol/L未満または0.4%、精度8μmol/Lまたは±5%以上の性能を満たすものとする。4) 水温・塩分・圧力の計測間隔は、水深 6000dbar から海面付近まで連続的に 5dbar以下(高分解能)でも計測できること。5) 公海または各国のEEZ内海面において、フロートが取得したデータの送信および設定変更用ファイルの受信(双方向通信)がイリジウム衛星を介して行えること。6) イリジウム通信型はRUDICS形式とする。7) 双方向通信により観測中に観測深度、漂流深度、観測周期および海面漂流時間(通信時間)の設定変更が以下のようにできること。① 上記 4)の高分解能による観測を実施する・しないの変更。また観測中に計測間隔の変更が可能であること。② 漂流機能(パーク&プロファイル)を有し、漂流深度の設定が変更可能であること。③ 浮上(観測)間隔を任意の時間間隔で設定可能。2100374600X12④ 海面漂流時間の上限値を設定可能。⑤ 海面到達時刻を設定可能。⑥ 設定回数の観測終了後は海面を漂流し、位置情報等の送信が可能。⑦ 観測中止(海面漂流)の設定が可能(投入前も設定できること)。8) リアルタイムで送信できなかったデータを次回の浮上時に送信する機能、次回の浮上時に全てを送信できない場合それ以降の浮上時に送信する機能を有すること。また、これを可能にするための内部メモリを有すること。9) データ取得位置・時刻をGPSにより取得できること。10) 海底を検知し、着底を防ぐ装置を有すること。11) 要求担当者が機構にてフロートの設定を行った後、船上にて投入直前に電源を入れる必要がなくスタンバイ状態に設定が可能であり、投入後自動的に稼働状況となること。スタンバイ状態は最低90日以上保持できること。12) 電池は、2)~11)の観測条件で、150 回以上(10 日毎の観測であれば 4 年程度)の観測が可能である容量を有すること。13) CTD センサーは、Sea-Bird Scientific 社製の深海用 SBE61 または同社製の相当以上の性能を持つものとし、国際Argo運営会議で承認されているものとする。14) 溶存酸素センサーは、水深 6000m までの耐圧がある国際 Argo 運営会議で承認されているものとする。15) 浮力調整済みのフロートを納入すること。投入海域に応じて浮力調整が必要なフロートの場合は、受注者が機構担当者に納入前に投入海域の情報提供を要請し、受注者が必要に応じ浮力調整を実施すること。16) 投入時に行う高精度な船舶CTD観測と比較できるようにするため、投入直後1日以内に技術情報および観測データを送信できること。17) 国際アルゴ運営会議で了承された Argo フロートラベルをフロート本体に貼付すること。18) 受注者、製造元および機構の連絡先をフロートの筐体部分に記載すること(ラベル添付でも可、連絡先は発注後機構担当者から指示)。(2) データ関連フロートから送信されるデータおよびテクニカルメッセージについては、下記の項目を満たす内容および書式を、海面でのデータ送受信時に送信すること。1) 海面圧力値(分解能:0.1dbar, 範囲:±50dbar 以上)。ただし海面で海面圧力値をリセットする場合には、リセットする前の海面圧力値。2) 最も負荷がかかった時(プロファイル最深層)のバッテリー値(分解能:0.1V)3) プロファイル毎の取得された観測層数。4) 緯度・経度情報(分解能:0.001度)。5) 海面到達時刻または海面到達後最初の送信時刻(分解能:1秒)。6) フロートの内圧(分解能0.1dbar)および体積増減機構のモニタリング値。7) プロファイル番号。8) 計測深度における水温・塩分・圧力・溶存酸素の計測値。単位はそれぞれ,℃、psu、dbar、μmol/L。分解能はそれぞれ、0.0001 ºC、0.0001psu、0.1dbar、1μmol/Lまたはそれ未満とする。9) 計測深度における溶存酸素センサー全ての計測値(未加工の計測データ)。漂流2100374600X13深度における圧力値(分解能0.1dbar)。10) CTDセンサーの稼働状況を表すコード。

11) 観測サイクル毎にプロファイルまたは技術データが分割・送信される場合、分割されたデータのファイル総数および順番がわかるような番号等の情報。12) フロート浮沈に関する動作を行った場合、その内容と時刻(またはそれと同等な)情報。13) 観測サイクル毎に着底検知・回避機能が作動したかどうかが分かる情報。14) フロートの不具合特定に必要な、稼働状況がわかる技術的な情報(海面到達時・漂流深度到達時・プロファイル深度到達時の浮力調整機能稼働時刻等の浮力機構の状態を示す情報)、フロート浮上・沈降中のピストンまたはバルブ動作とその時刻および圧力の履歴、CTDセンサーの稼働状況を示す情報(6.(2) 13)と同様でも可)、GPSの取得情報、ファイルの送受信の状況等通信状況の情報が含まれること。7. 試験及び検査(1) 納入前にフロートの動作確認及び通信確認を行い、その確認試験内容および結果を機構担当者に報告すること(提出書類を参照)。(2) 機構担当者の求めに応じ、フロート納入時には、フロートの取り扱い等について納入場所にて説明を行うこと。(3) 4.に示す納入場所に納入後、員数検査、外観検査、試験検査及び提出書類の合格をもって検収とする。8. 契約不適合責任物品売買契約書第20条による契約不適合責任は納入の日から1年以内とする。9. 品質保証(1) 契約不適合責任期間におけるフロートについて、センサー等が正常に作動しない場合は、受注者において原因を調べ判断根拠と共に機構担当者へ報告をすること。

なお、受注者の責に起因する故障や不具合の場合は、速やかに修理または代替フロートを納入すること。(2) 受注者は、フロートに関する技術的なサポート体制を整備し、機構担当者からの質問に対して必要に応じてメーカーに確認の上速やかに回答すること。(3) 本仕様書の一部あるいは全部について、使用の前後に関わらず、メーカーによる監視の結果によりリコール等機器の不具合又は障害が発生した場合や、各国他ユーザー所有の当該製品フロートにおいて不具合が発覚した場合には、遅滞なく連絡すること。(4) 上記(1)(3)の不具合又は障害を修理するために、フロートメーカーまたは関連するメーカーにフロートの一部または全部を発送する場合、預り証を速やかに提出するとともに、修理状況および納入期日について随時報告すること。(5) 上記(1)(3)の不具合又は障害に関する原因究明を速やかに行い、進捗状況およびその原因を機構担当者へ報告すること。また、障害を改善する可能性を検討し、必要に応じて設定変更等を機構担当者へ連絡するとともに、修理や代替品納品等2100374600X14その後の対応を機構担当者と受注者が協議したうえで決定すること。10. 提出書類(1) ハードウエア関連書類1) 納品フロート全てに関する、フロートのS/N、センサーS/N、イリジウム通信関連ID、パラメータ設定情報(計測深度、漂流深度、観測間隔、ファームウエアバージョン等)のExcel形式の一覧表・・・電子媒体で納入時に1式。2) 機構がイリジウム通信国内代理店との契約に必要な書類および情報・・・電子媒体で納入前に1式。(2) ソフトウエア関連書類1) データフォーマット情報(そのときの最新の取扱説明書等)・・・電子媒体で納入60日前までに1式。2) CTD データの出力値処理方法(計測値の平均操作、CTD センサーポンプ停止深度等)・・・電子媒体で納入時に1式。3) 海面圧力値の処理方法(海面圧力値の定義、海面での圧力値リセットの有無とリセットのタイミング)・・・電子媒体で納入時に1式。4) 納入フロートのデータフォーマットに対応したサンプルデータ(技術情報と観測データ等全て含む、・・・納入60日前に電子媒体で一組。5) サンプルデータ 4)に対応したデコードプログラム(形式問わず)・・・電子媒体で1式(3) 操作手順・設定変更および投入時の手順がわかる取扱説明書(和文・英文とも)・・・電子媒体で納入時に1式。(4) センサー検定書類1) 各センサーメーカーから提供されるセンサーに関するキャリブレーションシート・・・電子媒体および紙媒体で納入時に1式。2) CTD センサーメーカー出荷時の CTD センサーに関するキャリブレーション履歴情報(Calibration File)・・・電子媒体で納入時に1式。3) 溶存酸素センサー製造会社より提供されるキャリブレーションシートおよび生データから計測値へ変換する際に必要となる計算式等・・・電子媒体で納入時に各1式。(5) 動作確認関連書類納入前に実施した動作確認通信記録(検査項目は以下の通り)・・・電子媒体で納入時に1式。検査項目:フロートの設定条件、フロートS/N、センサーS/N、電圧、内圧、浮力システムの動作、内部時計、イリジウム送信機、他、要求担当者から指示のあった検査及び受注者が必要と認める検査。(6) 浮力調整関連書類浮力調整を行った場合には、各フロートの浮力試験結果・・・電子媒体で納入時に2100374600X151式。(7) 輸出貿易管理法令関連書類輸出貿易管理法令別表第1に関する非該当確認書・・・納入時に電子媒体で1式。11. その他(1) フロート納入までの作業の進捗状況及び提出書類の内容について、受注者は機構担当者の要求に応じて報告、説明を行うこと。(2) イリジウム通信サービスの選定については、契約後速やかに機構担当者に確認すること。また、納品前のイリジウム通信費用については、受注者が負担すること。(3) 輸入許可証明書等の写しを機構担当者の要求があった場合速やかに提出すること。(4) 原則コマンドやフォーマット、デコードプログラム等の内容について、納品前にあらかじめ要求担当者へ報告すること。(5) 本仕様の内容について疑義が生じた場合は、機構担当者と協議の上、その指示に従うものとする。