入札情報は以下の通りです。

件名令和4年度総量削減計画進行管理調査の二酸化窒素の簡易測定業務
種別役務
入札区分委託・役務
公示日または更新日2022 年 5 月 6 日
落札日2022 年 5 月 18 日
組織兵庫県
取得日2022 年 5 月 6 日 19:09:10

公告内容

兵庫県/令和4年度総量削減計画進行管理調査の二酸化窒素の簡易測定業務 このサイトではJavaScriptを使用したコンテンツ・機能を提供しています。JavaScriptを有効にするとご利用いただけます。 本文へスキップします。 兵庫県 Hyogo Prefecture 閲覧支援 情報を探す 災害・安全情報 情報を探す 検索の方法 キーワードから探す イベント募集 施設案内 よくある質問 相談窓口 目的から探す 目的から探す 閉じる 入札・公売情報 職員採用 パスポート 許認可手続き パブリックコメント オープンデータ 統計情報 県の概要 分類から探す 分類から探す 閉じる 防災・安心・安全 暮らし・教育 健康・医療・福祉 まちづくり・環境 しごと・産業 食・農林水産 地域・交流・観光 県政情報・統計(県政情報) 県政情報・統計(統計) 組織から探す 県民局・県民センター情報 記者発表 Foreign Language 閲覧支援メニュー 文字サイズ・色合い変更 音声読み上げ ふりがなON 災害関連情報 安心・安全情報 閉じる 閉じる 閉じる ホーム > 県政情報・統計(県政情報) > 各種手続・入札 > 入札・公売情報 > 入札公告/委託・役務 > 令和4年度総量削減計画進行管理調査の二酸化窒素の簡易測定業務 更新日:2022年5月6日ここから本文です。 令和4年度総量削減計画進行管理調査の二酸化窒素の簡易測定業務種別委託・役務発注機関環境部水大気課入札方法一般競争入札入札予定日2022年5月18日公示日2022年5月6日申込開始日2022年5月6日申込期限日2022年5月12日 入札公告様式 入札公告(PDF:85KB)(別ウィンドウで開きます) 仕様書(PDF:328KB)(別ウィンドウで開きます) 注意事項(PDF:43KB)(別ウィンドウで開きます) 入札参加申込書(PDF:53KB)(別ウィンドウで開きます) お問い合わせ 部署名:環境部 水大気課電話:078-362-3285FAX:078-362-3966Eメール:mizutaiki@pref.hyogo.lg.jp page top 兵庫県庁 法人番号8000020280003 〒650-8567兵庫県神戸市中央区下山手通5丁目10番1号 電話番号:078-341-7711(代表) リンク・著作権・免責事項 個人情報の取扱いについて ウェブアクセシビリティ方針 サイトマップ 県庁までの交通案内 庁舎案内 Copyright © Hyogo Prefectural Government. All rights reserved.

入札公告令和4年度総量削減計画進行管理調査の二酸化窒素の簡易測定業務の調達を次のとおり一般競争入札に付す。令和4年5月6日契約担当者兵庫県知事 齋藤 元彦1 入札に付する事項(1)業務名令和4年度総量削減計画進行管理調査の二酸化窒素の簡易測定業務(2)業務の内容別添仕様書のとおり(3)委託期間 契約締結の日から令和4年12月28日(水)(4)入札方法上記(1)の業務について入札に付する。落札決定に当たっては、入札書に記載された金額に当該金額の100分の10に相当する額を加算した金額(当該金額に1円未満の端数があるときは、その端数金額を切り捨てた金額)をもって落札金額とするので、入札者は、消費税及び地方消費税に係る課税事業者であるか免除事業者であるかを問わず、見積もった契約希望金額の 110 分の100に相当する金額を入札書に記載すること。2 入札参加資格(1)物品関係入札参加資格者として、兵庫県(以下「県」という。)の物品関係入札参加資格(登録)者名簿に登録されている者又は登録されていない者で開札の日時までに物品関係入札参加資格者として認定されたものであること。(2)地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 167 条の4の規定に基づく県の入札参加資格制限基準による資格制限を受けていない者であること。(3)参加申込の期限日及び入札日において、県の指名停止基準に基づく指名停止を受けていない者であること。(4)会社更生法(平成14年法律第154号)に基づく更生手続開始の申立て(旧会社更生法(昭和27年法律第172号)に基づくものを含む。)及び民事再生法(平成11年法律第225号)に基づく再生手続開始の申立てがなされていない者であること。(5)過去に、国又は地方公共団体等との間において同様の調査業務を行った実績のある者であること。3 入札の参加申込及び入札の方法等(1)契約条項を示す場所〒650-8567 兵庫県神戸市中央区下山手通5-10-1兵庫県環境部水大気課 担当 清水電話(078)341-7711(内線3369)(2)参加申込の期間、契約条項を示す期間令和4年5月6日(金)から同年5月12日(木)の午前9時から午後5時まで(但し、土曜日、日曜日、祝日及び正午から午後1時までを除く。)(3)入札・開札の日時及び場所令和4年5月18日(水) 午前10時00分兵庫県庁西館1階 小入札室(4)入札書の受領期限(3)の入札・開札日時及び場所に直接入札書を提出すること。4 その他(1)入札保証金契約希望金額(入札書記載金額の100分の110)の100分の5以上の額の入札保証金の納入を求める場合がある。(2)契約保証金契約金額の100分の10以上の額の契約保証金を契約締結日までに納入しなければならない。ただし、保険会社との間に県を被保険者とする履行保証保険契約を締結した場合は、その保険証書を契約保証金に代えて提出すること。(3)入札に関する条件ア 入札書は、所定の場所に所定の日時までに持参すること。イ 入札者又はその代理人が同一事項について2通以上した入札でないこと。ウ 同一事項の入札において、多の入札者の代理人を兼ねた者又は2人以上の入札者の代理をした者の入札でないこと。エ 連合その他の不正行為によってされたと認められる入札でないこと。オ 入札書に入札金額並びに入札者の氏名があり、入札内容が分明であること。カ 代理人が入札をする場合は、入札開始前に委任状を入札執行者に提出すること。キ 入札書に記載された入札金額が訂正されていないこと。ク 再度入札に参加できる者は、次のいずれかの者であること。(ア) 初度の入札に参加して有効な入札をした者(イ) 初度の入札において、アからキまでの条件に違反し無効となった入札者のうち、ア、ウ又はエに違反し無効となったもの以外の者(4)入札の無効本公告に示した一般競争入札参加資格のない者のした入札、入札者に求められる義務を履行しなかった者のした入札、申込書又は関係書類に虚偽の記載をした者のした入札及び入札に関する条件に違反した入札は、無効とする。(5)落札者の決定方法本仕様書で示した業務内容を施行できると契約担当者が判断した入札者であって、財務規則(昭和39年兵庫県規則第31条)第85条の規定に基づいて作成された予定価格の制限の範囲内で最低の価格をもって有効な入札を行ったものを落札者とする。(6)契約の締結ア 落札者は、契約担当者から交付された契約書に記名押印し、落札決定の日から7日以内に、契約書を提出すること。イ 落札決定後、契約締結までの間に落札した者が入札参加の資格制限又は指名停止を受けた場合は、契約を締結しない。(7)支払条件は、次のとおりとする。ア 前金払 無イ 部分払 無

令和4年度 総量削減計画進行管理調査の二酸化窒素の簡易測定業務仕様書1 委託業務の目的・内容現況及び将来年度において二酸化窒素に係る環境基準を超過する恐れがあると考えられる交差点等において簡易測定を実施し、当該地点における環境状況を把握することを目的とする。2 委託業務契約期間契約締結の日から令和4年12月28日(水)まで3 簡易測定について(1)測定項目二酸化窒素(NO2)及び窒素酸化物(NOx)(2)サンプリング手法窒素酸化物濃度測定に関するガイドライン(平成 31 年4月、環境省水・大気環境局自動車環境対策課監修)に準拠した手法とする。これ以外の方法による場合は、これらと同程度の精度を有する手法とし、同程度の精度を有することを示す資料を事前に県に提示の上、県の承認を得ることとする。なお、サンプリングにおいては測定地点、対象物質毎に3つのサンプラーを設置し、測定誤差の管理等を行う。(3)測定地点阪神東南部地域の交差点等5箇所【交差点】4箇所・東本町交差点・五合橋交差点・貴布祢交差点・緑川交差点交差点近傍においては、交差点を中心とした4隅に測定地点を設置する。測定の高さは3m程度とする。【常時監視測定局】1箇所・尼崎市武庫川自動車排出ガス測定局常時監視測定局においては、各測定局の大気吸引口近傍に1地点設置する。測定の高さは3m程度とする。(4)測定時期令和4年4月~令和4年9月の期間で春期、夏期の年2回(5)測定期間1回につき、1週間(休日を含む。)の連続測定とする。4 報告書提出期限及び内容等(1)提出期限令和4年12月28日(水)(期限厳守)(2)報告内容測定手法、各地点の地図(縮尺5,000分の1程度のものと、交差点近傍の4つの測定ポイントがわかる詳細な地図)、測定高さ、気象状況等の測定条件、及び測定結果(生データ)とする。(3)報告方法測定結果の報告書2部(A4版)及びその電子データ1式を提出すること。なお、測定結果速報値については、サンプリング終了後概ね1か月以内に電子メールで報告すること。測定結果速報値に異常値が認められた場合、再測定を実施するものとする。5 打合せ回数等本庁2回(業務着手時、報告書提出時)関係機関(国土交通省兵庫国道事務所西宮維持出張所)との調整2回6 連絡受注者は業務の実施にあたっては、発注者と密接に連絡を取りつつ進め、進捗に応じて発注者の指示に基づき報告を行うとともに、必要な資料を提出するものとする。7 その他本仕様書に明記されていない事項または疑義が生じた場合は、発注者と受注者とが協議し定めるものとする。8 報告及び連絡先〒650-8567 神戸市中央区下山手通5-10-1兵庫県環境部水大気課(担当:清水)TEL:078-362-3287 FAX:078-362-3966窒素酸化物濃度測定に関するガイドライン(OGAWAサンプラ(分子拡散方式)を用いる場合)平成31年4月環境省水・大気環境局自動車環境対策課監修1目次1 目的2 本ガイドラインの位置づけ3 パッシブサンプラ4 試料採取環境5 サンプラの準備6 サンプラの設置・回収7 分析8 大気濃度算出9 測定値の取扱い及び評価10 精度管理及び保守管理21 目的公害対策基本法(昭和42年法律第132号)第9条の規定に基づき、「二酸化窒素に係る環境基準について(昭和53環告38、平8環告74最終改定)1時間値の1日平均値が0.04ppmから0.06ppmまでのゾーン内又はそれ以下であること。またその測定方法については、ザルツマン試薬を用いる吸光光度法又はオゾンを用いる化学発光法により測定した場合(公定法)における測定値によるものとする」と定められている。自動車NOx・PM法第6条及び第8条に基づき作成された「自動車排出窒素酸化物及び自動車排出粒子状物質の総量の削減に関する基本方針」(平成23年3月閣議決定)においては、平成32年度までに対策地域において二酸化窒素及び浮遊粒子状物質に係る大気環境基準を確保することとされている。そのため、現況及び将来年度において二酸化窒素に係る大気環境基準の超過が予測される交差点近傍において当該地点における二酸化窒素濃度を把握する必要がある。常時監視測定局以外の道路沿道における二酸化窒素測定では、電源、スペースの確保、費用面などから公定法の自動測定機を用いた測定が難しい場所も多い。また、多点での同時観測が必要な場合なども想定すると、電源を必要としない、省スペース、扱いが容易、費用面での負担が少ないパッシブサンプラを利用した簡易測定は有効な手段である。

そこで、パッシブサンプラを利用した簡易測定に関するガイドラインを作成した。2 本ガイドラインの位置づけ本ガイドラインは、平成32年度大気環境基準の確保に向けて二酸化窒素の濃度把握が必要とされた地点においてパッシブサンプラによる簡易測定を行う場合に適用するものである。本ガイドラインでは、本測定を行うにあたり、パッシブサンプラの特性を踏まえた設置環境や分析精度等について留意すべき点を示した。なお、今後の分析方法などの進歩や知見の集積の状況によって、適宜、ガイドラインの見直しを実施することとする。3 パッシブサンプラ分子拡散方式のパッシブサンプラのうち、OGAWAサンプラ(以下、サンプラ)を対象とする。サンプラの使用にあたっては巻末のホームページ、文献を参照すること。図1 OGAWAサンプラの構造4 試料採取環境4-1 測定地点の選定(1)道路端からの距離、高さ3サンプラを設置するのは、環境大気常時監視マニュアルにおける自排局における条件(自動車排出ガスの影響が最も強く現れる道路又はこれにできるだけ近接した場所)を踏まえて、道路端から10m以内(やむを得ない場合は20m以内)、設置高さは地上から3m程度が望ましい。この条件が大きく異ならないように留意する。地点情報は、地図、写真等を利用し、設置地点が具体的にわかる情報を記録する。(2)常時監視測定局の利用サンプリングの精度管理、温度、湿度による影響を確認するため、測定地点近傍の常時監視測定局等において並行測定を行う。なお、常時監視測定局で並行測定をおこなう場合は、試料採取口付近に設置することとする。(3)留意する点設置場所は風通しのよい場所を選ぶ。エアコンの室外機や換気扇(飲食店の局所換気)の影響を受けない場所を選定する。駐車場はアイドリングなどの影響が懸念されるため、調査地点に選定した場合はその影響について留意が必要である。街路樹に設置する場合、剪定作業により外される可能性がある。事前に測定期間中の剪定作業の有無を確認する。4-2 日程の設定日常の状態を測定するという観点から、長い連休、年末年始、お盆、イベントなど特殊な環境となる日程を避けることが望ましい。5 サンプラの準備5-1 サンプラの洗浄超音波洗浄機を用いて洗浄する。洗浄後は蒸留水でよく洗い流し、乾燥機で水気を取り除く。十分に乾燥した後、捕集用ろ紙をセットする。見た目で汚れが落ちないひどく汚れている場合や変形や破損が見られた場合は使用を控える。洗剤は分析値に影響するため使用を控える。5-2 捕集用ろ紙捕集用ろ紙はメーカーから購入が可能である。購入する場合は、同一調査において同一ロットを用いることが望ましい。自ら作成する場合は、セルロース繊維ろ紙(直径14.5mm)(アドバンテック東洋株式会社のNO.5A)を用い、NO2用にはトリエタノールアミン(TEA)10%溶液50μgを、NOx用 には TEA10 % 溶液10mLあたり0.3gの有機酸化剤PTIO(2-Pheny1-4,4,5,5-tetramethlimidazoline-3-oxide-1-oxyl)を含む溶液50μg を担持させるようにする。作成時には、清浄な空気下で作業する、含浸むらが起こらないよう注意することが必要である。5-3 サンプラの組み立て燃焼器具の側やたばこを吸った手で扱う等はしないこと。清浄な空気下で、直接触らないようにポリエチレン手袋等を装着しピンセットを利用して素早く組み立てる。組み立てたサンプラは遮光でき、密封できる容器に保管する。この密封容器は容器中のガスの影響を極力小さくするため、簡易サンプラがちょうど入る程度の大きさが望ましい。46 サンプラの設置・回収6-1 設置及び回収作業サンプラは、シェルタの中に設置する。サンプラの多孔栓に触れないように注意し、密封容器から取り出し取り付ける。容易に落下しないことを確認する。サンプラの設置・回収時には、各々の日付と時間を記録する。また、気象条件や周辺状況(工事、駐車車両(エンジンかけっぱなし)の有無など)、濃度に影響を与えそうなことなど気になったことも記録しておくとよい。また、回収時にはサンプラ落下の有無、汚れ、破損、濡れ等のサンプラの外観についても確認し記録する。回収したサンプラは速やかに分析に供するのが望ましい。6-2 シェルタの利用サンプラは降雨、太陽光を避けるためシェルタの中に設置する。設置事例を図2に示す。強雨等でも雨が入らない程度の深さが必要である。なお、サンプラを複数、同一の場所に設置する際、複数のサンプラが設置できるシェルタを用いると利便性が高い。なお、紛失防止や不審さを感じさせないためにシェルタには用途、連絡先を明記しておくとよい。図2 サンプラ設置例6-3 サンプラの設置個数とブランクについてサンプラは、1地点につき3個、設置する。ブランクは、ロットブランク(測定に使用したものと同一ロットで未使用のろ紙)、設置、回収されるまでの間の汚染を確認するためのトラベルブランクがある。トラベルブランクは地域ごと(例えば、都府県ごと)にそれぞれ3検体、用意することが望ましい。

また、ロットブランクは可能な限り用意することが望ましい。トラベルブランクはサンプラの設置、回収時に試料と同じように運搬し、それ以外の時は冷暗所に保管しておく。ロットブランクは、ラボ施設にて分析時まで密封して冷暗所に保管しておく。7 分析7-1 分析法NO2、NOxの分析法としては、比色分析法、フローインジェクション法及びイオンクロマトグラフ法があげられる。このうち、イオンクロマトグラフ法はPTIOがカラムにダメージを与えること、分析感度が他の2法より低いことから、分析法としては採用しない5ほうがよいと言われている。以下、比色分析法、フローインジェクション法について記載する。7-2 比色分析法留意すべき事項としては、NOx溶液中のPTIOを除去せずに分析する場合では、ジアゾカップリング反応と同時に発色試薬によるPTIOの分解反応が生じるため、吸光度が過大になっていくことが知られている。発色させた試料は短時間の間に分析する必要がある。なお、NOx溶液中のPTIOを還元または抽出除去する方法としてはいくつかの方法があるが、2mLのエチルエーテルでPTIOを抽出除去する方法が最も効果的とされている。7-3 フローインジェクション分析法フローインジェクション分析法は、比色定量時に妨害となるPTIOを、抽出溶液をカドミウム-銅還元カラムに通しあらかじめ分解し、この溶液に発色液を合流させ吸光度を測定することができる。更にはフローインジェクション分析装置とオートアナライザーを用いることで分析操作の簡便化と精度向上をはかることができる。8 大気濃度算出NO2、NOxそれぞれの捕集された量(分析値ng)から大気中のNO2、NO濃度(ppb)は①式及び②式で求める。NO2濃度(ppb)= αNO2 × WNO2 / t ・・・・・①NO濃度(ppb) = αNO × (WNOx - WNO2) / t ・・・・・②WNO2 : ろ紙に捕集されたNO2量(ng)-ブランクWNOx : ろ紙に捕集されたNOx量(ng)-ブランクαNO :NO大気濃度換算係数(ppb・min/ng)αNO2 :NO2大気濃度換算係数(ppb・min/ng)t :暴露時間(min)WNO2 、WNOxはトラベルブランク及びロットブランクの平均値のうち、数値の大きいほうを捕集量から差し引く。αNO2、αNOと温度、湿度、水蒸気圧の関係を③式及び④式に示した。αNO2 = 1.050 × 106 / (44.6 + T) / (206.4 + P × RH) ・・・・・③αNO = 4.746 × (4781.3 - T) / (474.2 - P × RH) ・・・・・④P = (2PN/(PT + PN)) 2/3T:温度(℃)RH:相対湿度(%)P:水蒸気圧補正係数PN:20℃における飽和水蒸気圧(17.535mmHg)PT:T℃における水蒸気圧(mmHg)大気濃度換算係数は、上述の通り、温度、湿度、気圧が変動要素となる。温度20℃、相対湿度70%の場合、αNO=57、αNO2=57となるが、温度が10℃異なると10%程度の濃度差が生じることが知られている。従って、調査期間中の気象条件を反映して、③、6④の式を用いて都度、大気濃度換算係数を求めることが重要である。気象条件については気象庁の最寄りの観測所、ないしは気象観測が行われている近隣の常時監視測定局のデータを利用する。なお、対象日の日平均値を使用するのでなく、調査開始時刻に近い正時の時刻から終了時刻に近い正時の時刻の平均値を用いるとよい。大気濃度換算係数を求める③、④の関係式は、必要に応じて変更される場合があり、変更された際に本ガイドラインを改訂する。9 測定値の取扱い及び評価基本的に1地点3個のサンプラを用いるため、そのうちの1個の濃度が極端に高いもしくは低いと考えられる測定値が得られた場合や常時監視測定局で自動測定機データを比較した際に極端に異なる場合、周辺の濃度と比較して極端に異なる測定値が得られた場合は、その測定値は異常値である可能性が考えられる。異常値を疑われる場合は、準備、採取、輸送、保管、分析、濃度算出など一連の作業の内容を全て確認する。また、採取時の周辺環境で濃度に影響を与えるような状況の有無を確認する。以上の情報を総合的に検討し分析上のミスや試料のコンタミネーション等のミスに起因する異常値と考えられた場合は、その測定結果を欠測処理する場合がある。(例えば、異常値を除いた2つの値の平均とする等)10 精度管理及び保守管理試料採取・分析・濃度算出を行うにあたり、標準作業手順書を整備することが望ましい。同手順書に基づき、事前準備、試料採取、輸送、保管、分析、濃度算出の各々の工程及び使用するサンプラや機器の管理等を適切に実施するものとする。また、作業全般に係る情報を記録し濃度を算出した後にも精度管理状況が確認できるものとする。なお、使用する分析器は日常点検、定期点検等の保守管理を適切に行い、その内容も記録しておく。[参照資料]大気室内環境汚染物質の簡易測定 OGAWAサンプラhttp://ogawajapan.com/index.html短期暴露用拡散型サンプラーを用いた環境大気中のNO,NO2,SO2,O3 およびNH3 濃度の測定方法 横浜市環境科学研究所 平成22 年8月http://www.city.yokohama.lg.jp/kankyo/mamoru/kenkyu/shiryo/pub/d0001/d0001.pdfhttp://ogawajapan.com/measurment.html (小川商会HP 参考資料をご覧になりたい方)